仕事のストレスがたまると、「もう何もしたくない」「仕事も辞めてしまいたい」と疲れきってしまいませんか?
無気力になってしまうのは、あなたの体や心から出ているSOSのサインで、これを放置していると、うつ病などにかかる危険があります。
しかし、何の気力もわかないときは、どう回復させるのかもわからないし、それを考えるのも辛いでしょう。
そこで今回は、「もう何もしたくない」「仕事も辞めてしまいたい」と無気力になっている人に向けて、楽になる方法をまとめました。
すぐに対処すべきことから、回復してきたら考えるべき解決法まで、幅広くまとめました。
今のあなたに合いそうなものから取り組めば、無気力な状態からだんだん回復できると思います。
なお、何もしたくないという状態がさらに悪化すると、自律神経が乱れ、涙が止まらないなどの症状になることもあります。
その場合は、かなり深刻で、できるだけすぐに休むべきです。
詳しくはこちらの記事にまとめていますので、思いあたる人は参考にしてください。
「会社に行きたくない」と涙が止まらないなら、今すぐ会社を休みなさい。

「何もしたくない」は甘えではなく心身からのSOS

仕事が始まる月曜の朝に、「仕事行きたくない」と思う程度であれば、誰しもが思うことで、何とかやり過ごせばいいだけの話です。
しかし、常に「仕事辞めたい」「何もしたくない」と考えてしまい、休みの日も無気力になるようであれば、注意が必要です。
この場合、仕事が原因でストレスが溜まり、身体から「休みなさい」というサインが出ている証拠です。
得に、このような症状がある場合は注意が必要です。
- やたら不安や焦燥感にかられる
- 会話や本などの内容が頭に入ってこない
- 睡眠障害
- 食欲の減退
- 動悸・息苦しさ
参照サイト:うつ病 こころとからだ
このような状態を放置し、ストレスをため続けると、体調を崩し、最悪うつ病にかかってしまいます。
一度うつ病にかかると、その前の自分に戻るのは非常に難しいと言われており、常に体を気にかけて生活しなければいけません。
こういうときは、あなた自身をストレスから守ることを優先するべきです。
なお、「仕事を辞めたいけど辞めさせてくれない」というストレスがあなたを苦しめるケースもあります。
- 「辞めるなんて認めない!」と逆ギレされ、退職が認められない
- 「辞めたければ社長を説得しろ」と意味不明な条件をつけてくる
など、異常な対応をされる場合は、退職代行サービスを利用してさっさと辞めてしまう方がよいです。
思いあたる人は、こちらの記事が参考になります。
退職代行を使うのは邪道なの?手順・注意点・オススメ業者などまとめました。

「何もしたくない」時は素直に心身を休めよう

このように、仕事中も休み中も「何もしたくない」と無気力な場合や、うつ病のような症状がある時はかなり危険です。
我慢を止め、以下の対処をとりましょう。
ひたすら心身を休める
まずは、心の声に従い、体調不良を理由に1日、2日有給を使用して休み、何もせずに眠ったり、ぼーっとしましょう。
眠れなかったり、落ち着かない場合は、テレビやYouTubeを見てもいいですが、できれば日光を浴びながら散歩をすると、よく眠れるようになります。
今は、「ゆっくり休むべき」と体からサインが出ている状態です。
インフルエンザなどの重病にかかっている人に、「仕事に行け」とは言いませんよね?
それと同じです。
ひたすら休むことで、だんだんと心のエネルギーも湧いてくるので、それを待ち、ひたすら回復に努めましょう。
休んでも回復しないなら病院へ
それほど重くない無気力状態ならば、ある程度休むことで、仕事に向かう気持ちが出てきます。
しかし、休んでも回復しない場合や、とても仕事にいけないという場合は、心療内科に行きましょう。
休養を勧められた場合は、診断書をもらい相談すれば、普通の会社であれば休めます。
また、うつのような症状があるるのに休ませなかったり、「休む」と言い出せない雰囲気の職場は、退職を検討したほうがいいです。
代行サービスの大手業者で、親身な対応が評判の「退職代行Jobs 」
損害賠償を言い出すような悪質な悪質な会社は、弁護士が対応してくれる「退職110番」
といった業者がおすすめです。
退職代行については、詳しくはこちらの記事でまとめています。
退職代行を使うのは邪道なの?手順・注意点・オススメ業者などまとめました。

色々なリフレッシュ方法を試してみる
体を休めるのに一番有効なのは睡眠ですが、それ以外にもリフレッシュ方法があります。
ひとしきり寝た後は、以下の方法を試してみましょう。
軽い運動
日光を浴びながら散歩をするなどの軽い運動は、質の良い睡眠につながるだけでなく、運動そのものによるストレス解消効果も得られます。
また、運動による充実感が精神的な安定につながる効果もあるでしょう。
人と会って話す
人と話す元気が湧いてきた場合は、信頼できる人と会って、話を聞いてもらうのもアリです。
人に話してアドバイスをもらえるだけでなく、話を聞いてもらうことで、気持ちがスッキリする効果もあります。
好きな作品(映画・小説・漫画)を見る
映画や小説、漫画やアニメでもなんでもいいですが、好きな作品の世界に入り込んむことでもリフレッシュできます。
悲しい映画で涙を流したり、面白い作品で腹を抱えて笑うなど、思いっきり感情を吐き出すことでも気持ちがスッキリするでしょう。
そのほかにも、
- 湯船にお湯をはって入浴する
- 好きな音楽をひとしきり聞く
- 自然の溢れる場所に行く
- 美味しいものを食べる
など、色々なリフレッシュ方法があります。
根本的な解決方法も考えること

体を休めて落ち着いたら、仕事に復帰すると思いますが、今後も同じことになりかねないなら、根本的な解決方法を探ったほうがいいです。
無気力状態になるほどのストレスとして考えられるのは
- 人間関係によるストレス(特に上司によるもの)
- 残業時間が長いことによる過労
の二つに分類されます。
復帰後もまたストレスに悩むのであれば、そもそも職場を変えないと、同じことになりかねません。
そういう場合は、転職活動も視野に入れて、根本的な対処を始めるべきでしょう。
だんだん転職活動に慣れていく
「転職した方がいい」とわかりつつ、なかなか勇気が湧かないかもしれません。
環境の変化が大きなストレスになり、転職活動にはエネルギーが必要なため、なかなか動き出せないのも無理はありません。
そういう場合は、少しづつ転職活動に慣れる方法があります。
求人情報を眺めてみる
まずは、「リクナビNEXT」などの転職サイトに登録だけ行い、求人情報を眺めてみましょう。
希望する職種や勤務地で求人情報を探せるので、「自分が転職するならこんな職場かなあ」というイメージが湧きます。
それによってだんだんと転職が意識に刷り込れるほか、「今の辛い環境から抜け出せる」というイメージも湧くので、それだけでストレスが軽くなります。
とりあえず履歴書を作ってみる
また、転職活動をするかはおいといて、とりあえず履歴書・職務経歴書を作ってみるのもオススメです。
転職したいけど、勇気が出ないときに考えたいことや、勇気が出る方法などをこちらの記事で詳しくまとめています。
転職したいけど勇気が出ないあなた、それでも今の会社を続けますか?

悪質な環境ならば即辞める選択肢もあり
毎月長時間残業だったり、パワハラでかなりのストレスがかかる場合は、在職しながらの転職活動が難しいかもしれません。
その場合は、すぐに辞めてしまう選択肢もあります。
ただし、先に辞めるとなかなか次が決まずに焦り、妥協して結局ブラック企業に入る危険があるため、基本的にはおすすめできません。
先に辞める場合は、失業保険の給付が3か月後から始まるので、3か月分の生活費があるかだけ確認してください。
なお、私の体験談ですが、2回の転職活動を経て学んだ、失敗しないためのコツをこちらの記事でまとめています。
転職に失敗したくない人は、私が見事に失敗した話をぜひ聞いてください。

サポートを受けながら転職活動をする
転職活動したいものの、うまくやれる自信がない人は、転職エージェントを申し込み、サポートを受ける方法もあります。
転職エージェントは、あなたの経歴やスキル・希望に合わせた求人を紹介してくれるほか、面接対策や書類選考の相談にも乗ってくれます。
親身なエージェントは、こちらから相談すれば、色々とアドバイスをもらえるので、一人での転職活動よりも、間違いなく成功率が上がります。
ただ、特に最初はエージェントとの電話やメールのやり取りが必要になるので、時間的・精神的に余裕があるときに利用しましょう。
業界最大手クラスエージェントで、親身な対応が評判の「doda」や、
若手社員なら、20代社員の転職に特化した「マイナビジョブ20's」がオススメです。
そのほかのオススメの会社や、利用時のポイント・注意するべき点などをこちらの記事でまとめています。
転職エージェントってどんな感じ?【利用手順・オススメ・メリット・注意点・活用法まとめ】

働けず・転職活動をする気力がないなら休職を
仕事復帰のレベルまで回復せず、医者から休息を勧められている場合は、無理やり転職活動をせずに、まずは体を休めましょう。
診断書があれば、休職して傷病手当金を受給できるケースが多いので、無理せず休みましょう。
この場合は、会社を退職せずに、在籍したまま休職しておいた方がいいです。
自分を責めるのだけは止めること!
仕事のストレスによって、無気力な状態になるのは、誰にだってあり得ることです。
それを知らずに、「やる気が無くなるなんて自分はダメな存在だ」「もっと頑張らないと」と自分を追い詰めてしまうと、ますます症状が悪化してしまいます。
頑張ろうとした結果、頑張れなくなってしまう・・という本末転倒なことになります。
「こうなったのは、会社のせいだ」くらいに考えて(実際、ほぼ100%そうです)、「いかに体を休めるか」を最優先に考えましょう。
こちらの記事では、ストレスで「仕事を辞めたい」と感じる時の対処法をまとめており、色々なストレス解消法を紹介してますので、合わせて参考にしてください。
「仕事のストレスがやばい」というあなたを救う、5つのアプローチとは?
