ストレスで追い込まれてしまい、「会社に行きたくない」と涙が止まらなくなる経験はありますか?
いい年した大人が泣くなんて・・という声もあるかもしれませんが、これは決して珍しい話ではありません。
今考えると、本当にメンタルやられてたとき、夜に友達に電話して『死にたい』『明日会社行きたくない』『早く消えていなくなりたい』って言いながら涙止まらなくて過呼吸になって、泣きつかれて寝落ちするっていうのが日常になってたんだけど、本当にどんだけあのとき自分が異常だったのかと思う。→
— とうふ@19卒/転活終 (@toufu_syu_ka2) August 28, 2021
天丼買って来た
でも天丼好きなのに全く食欲ない
あんな最低人間に負けたくないけど、食べられないし涙出る
明日会社行きたくない
動悸が止まらない— にゃおー (@tmtmsaws) August 29, 2021
会社嫌だけどなんだか通勤している、後数駅で着く涙がでる。行きたく無い。ポジティブに転職したい。
— ポム (@junkourinrei) August 25, 2021
これは、自律神経に支障が出ている状態であり、適切な対処をとらないと、うつ病などの病気を発症してしまう危険があります。
できる限りすぐに休んで、心身を落ち着かせるべきです。
そうは言っても、それが簡単にできれば苦労しません。
涙が止まらないほど追い込まれるような環境だと、「仕事を休む・辞める」なんて言えない心情に追いこまれてしまうことも多いです。
とはいえ、もう限界を迎えているのだから、なんとか体を休ませたいところです。
そこでこの記事では、仕事がストレスで涙が止まらないときにはどう考え、どう行動したらよいかについてまとめました。
本来ならば、この記事を読む暇があるなら、すぐに会社に休むと連絡して、体を休めてほしいところです。
しかし、なかなか動き出せない人、もしくは身近な人がこの状況になってしまったという人には参考にしてください。
なお、この状況で一番厄介なのが、仕事を辞めたいのに辞めさせてもらえない、もしくは不安のあまり辞めると言い出せないケースです。
涙が止まらないほどの状況ならば、退職代行サービスに相談してみましょう。
退職代行サービスは、あなたの代わりに仕事を辞める旨を会社に伝え、事務手続きの連絡も代わりに行ってくれるサービスです。
利用には料金がかかりますが、相談は無料でLINEで気軽にできるので、まずは今の状況を相談してみるのもありでしょう。
知名度も高く、親身な対応が評判の「退職代行Jobs 」や、
会社がごねてきそうな場合は、弁護士が直接交渉に当たってくれる「退職110番」などの業者がおすすめです。
なお、退職代行の利用の仕方や、種類別おすすめの業者、利用の注意点などをこちらの記事でまとめています。
退職代行を使いたい人へ、手順・おすすめ・メリット・注意点・料金など・・疑問にしっかり答えます。

目次
止まらない涙は、心の悲鳴です。
仕事のストレスが原因で涙が出るのは、溜まりに溜まったストレスが、体にダメージを与え続け、限界が近づいているサインです。
「仕事を辞めたい」「逃げ出したい」「会社に行きたくない」という気持ちを押し殺していませんか?
もちろん無責任に仕事を投げ出すのは、一般的には良くないことだといわれますが、このまま我慢し続けると、うつ病などの精神疾患にかかります。
とくに、以下のような症状も出ている場合は注意が必要です。
- 物事への興味や意欲が少なくなる
- やたら不安や焦燥感にかられる
- 会話や本などの内容が頭に入ってこない
- 睡眠障害
- 食欲の減退
- 動悸・息苦しさ
参照サイト:うつ病 こころとからだ
これらの症状が続くと、本格的にうつ病を発症してしまい、働けない体になってしまいます。
そして、精神疾患にかかってしまうと、症状が良くなっても再発防止のリスクを抱え続け、病気の前の自分には戻れないことが普通です。
あなたは、何のために生きていますか?

休んだ方がいいとわかりつつも、ブラックな環境で、精神的に追い込まれている場合は、このような思いにとらわれてしまいます。
- 会社に行かないと怒られる
- 自分が頑張らないと仕事が失敗する
- 休んでしまうと周りから失望される
その結果、辛くても「何とかして会社に行かないと・・」と思いつめてしまいます。
しかし、人生において、あなた自身と仕事はどちらが大切でしょうか?
あなたが自分の心身を犠牲にして、会社に尽くし、その結果病気になって働けなくなってしまっても、会社はあなたの人生に責任を持ってくれません。
会社は、あなたに発破をかけたりプレッシャーをかけ、成果を出すことを求めますが、あなたが体を壊したら自己責任扱いされます。
また、ブラックな会社は、従業員を限界まで働かせ、そこから利益を得ることが目的で動いています。
心身を犠牲にして働くあなたは、会社にとってちょうどよいカモのようなものだと私は思います。
そんな会社の犠牲になるために、あなたの人生はあるんでしょうか?
医師の診断書をあなたを守る強い盾
このように、涙が止まらないほど追い込まれているなら、会社に自分を犠牲にせず、休んでしまいましょう。
手っ取り早いのは、上司などに電話やメールなどで、「体調がすぐれないので休みます」と伝え、家のカギを掛けて引きこもってしまうことです。
また、それが辛い場合は、心療内科に行って診察してもらい、仕事を休むことを推奨する医師の診断書をもらうという方法もあります。
会社側も、医師からの診断書があれば口出ししにくくなるので、抵抗感がないければ積極的に利用しましょう。
私もブラックな環境の会社で働いていたことがありましたが、医師の診断書つきで休みを求めた従業員は、さすがにすぐさま休めていました。
医師の診断書があると、上司や同僚も、「医者から言われたから仕方がない」と感じさせることができるので、あなた自身の罪悪感も少なくなるのもメリットです。
他の人に相談するのも有効な対策
涙が止まらないほどの状態なのに、「仕事を休む」と言い出せない、病院に行くのも辛い・・という場合は、他の人に相談するという方法もあります。
代表的な例としては、
- 会社のなかで信頼できる人
- 家族・友人
- 行政サービス(こころの健康相談)
- 退職代行サービス
などが考えられます。
会社で信頼できる人
直属の上司が理想ですが、上司が原因で追い込まれている場合は、人事や総務の部門に相談してみるのもいいでしょう。
それも難しい場合は、先輩社員や同僚に頼るという手もあります。
上司や人事などに比べてできることは限られてきますが、あなたの力になってくれる場合もあるでしょう。
家族・友人
あなたのことをよくわかっている存在なので、安心感が持てるのが家族や友人です。
弱っていることを会社の人に知られないという点でも、安心して話しやすいかもしれません。
第三者よりの冷静な視点で話を聞いてくれるうえ、家族だったら、あなたの代わりに会社と戦ってくれるかもしれません。
行政サービス
あまり知られていませんが、厚生労働省が運営する、「こころの健康相談」という電話相談サービスがあります。
こちらのサイトに詳しく載っていますが、電話することで、あなたの苦しみを聞いてくれるサービスです。
匿名で話せるので、家族も含めて誰にも苦しみを知られたくない場合にちょうどよい機関です。
ただし、話を聞いてくれる相手と相性が悪い可能性もあります。
退職代行サービス
仕事を辞めたいけど辞められないケース限定になりますが、退職代行サービスを頼れば、あなたの代わりに退職交渉をしてくれます。
「辞めるなら損害賠償してやる」みたいな、めちゃくちゃなことを言い出してくる場合は、少し値が張りますが、弁護士が直接交渉してくれる業者に頼れば、しっかり対応してくれます。
なお、退職代行の利用の仕方や、種類別おすすめの業者、利用の注意点などをこちらの記事でまとめています。
退職代行を使いたい人へ、手順・おすすめ・メリット・注意点・料金など・・疑問にしっかり答えます。

人に相談することの良いところは、アドバイスをもらえたり、あなたを助けるために具体的に動いてくれることですが、それだけではありません。
自分の悩みや苦しみを吐き出し、他の人に聞いてもらうことで、その辛さが和らぐという効能もあります。
また、人に相談して話を聞いてもらうことで、頭の中が整理されて何をすればいいかがクリアになることもあります。
「休息」が足りないならば「休職」も立派な手段
1日2日休むことで調子を取り戻すのが理想ですが、本格的に心身が弱ってしまい、会社にいけない状態が続く場合は、本格的に休職を考えるべきでしょう。
前述のとおり、心療内科に行き、診察を受けて、うつ状態・うつ病の診断を受けることで休職を申請することができます。
詳しくはこちらのサイト(うつ病の休職期間はどれぐらい?その間の正しい過ごし方とは?)に載っています。
長期間に渡って働けない場合は、社会保険に入っていれば、傷病手当金を受け取ることも可能です。
気軽にストレスを和らげる方法も役立ちます

このように、涙が止まらない時には、休んだり相談するなどの対応で、仕事を休むことをまず第一に考えましょう。
自律神経を整えて、ストレスから身を守る方法のなかには、気軽にできるものもあります。
どれも難しくないので、ぜひ実践しましょう。
睡眠
睡眠は時間さえあれば気軽にできることながら、その回復効果は絶大です。
睡眠によって自律神経が整い、疲れが癒される効能があることが科学的にも証明されています。
詳しくはこちらのサイト(睡眠の効果を再確認。あなたの睡眠は大丈夫?)に掲載されています。
瞑想(めいそう)
瞑想というと小難しいことのように思えますが、大雑把に言うと、余計なことを考えず、深呼吸をゆっくり行うことです。
これは、最近「マインドフルネス」とも呼ばれており、詳しい方法はこちらのサイト(Googleが社員研修に取り入れた「マインドフルネス」の効果と実践方法)で紹介されています。
私も積極的に実施していますが、あまり難しく考えても面倒くさいので、
- なるべくゆっくり深呼吸(鼻から吸って、口から吐く)
- 余計なことを考えず、深呼吸することだけに意識を向ける
の2点だけを意識して実践しています。
精神的にパニックになりそうなときに、一息ついて、深呼吸に集中することで、いったん心が落ち着きます。
休憩中や寝る前にも行えば、プレッシャーや不安が落ち着き、楽な気持ちになれるのでオススメです。
適度な運動
適度な運動は体を疲れさせるので、よい睡眠にもつながるほか、運動すること自体にストレス解消の効果があると言われています。
また、人は一度に複数のことをするのが苦手なので、運動をしているときにクヨクヨ悩むことはできません。
そのため、運動中は悩みや不安から解放されるでしょう。
また、人によってはハードな筋トレでメンタルを整えることもあるようです。
鍛えることで、充実感や自分への自信を育むことができるようなので、興味がある人はやってみてもいいと思います。
「転職活動に慣れていく」選択肢もあり
心身を休め、精神的にも前向きになってきたら、今の会社に復職するか、それとも辞めてしまうか考え始めてもいいかもしれません。
大雑把に考えると、
復帰時に部署異動や仕事の軽減をしてくれる・会社に愛着がある→復職すべき
戻ってもストレスが強い環境が変わらない・あなたに転職しやすいスキル・経歴がある→転職すべき
と分けられると思います。
本当は転職をしたいけど、自信がなかったり、本格的に動き出すエネルギーが湧かない場合は、軽く転職活動をはじめてみることをおすすめします。
「リクナビNEXT」などの転職サイトをスマホで閲覧してみたり、あなたの経歴を登録すると、興味を持った会社からオファーがくるサービスを利用するのもありです。
そうした機能を利用すると「転職するならこういう職場かな・・」というイメージが湧いてくるので、だんだんと前向きになっていきます。
そのほか、転職についての不安と、だんだんと慣れてくる方法については、こちらの記事でまとめています。
仕事を辞めたいけど辞められないのって辛いよね?この方法で楽になろう!

責任感とか使命感だとかに囚われてはいけない
「会社に行きたくない」と涙が止まらないようなときは、その思いのままに、会社に行かずに休みましょう。
涙が止まらないのは自律神経の働きが崩れている証拠で、我慢し続けてしまうと本格的に病気になってしまいます。
会社でやっている以上、あなたが休んでも誰かがなんとかしてくれますが、あなたが心身を壊しても誰も何ともしてくれません。
涙が止まらないほど追い込まれてしまったのは、あなたの問題ではなく、追い詰めてしまう会社の体制に問題があります。
このケースで一番厄介なケースである、辞めたいけど辞められないという場合は、退職代行サービスに相談してみましょう。
なお、退職代行の利用の仕方や、種類別おすすめの業者、利用の注意点などをこちらの記事でまとめています。
退職代行を使いたい人へ、手順・おすすめ・メリット・注意点・料金など・・疑問にしっかり答えます。
