仕事ではストレスが溜まることが多い・・というか、ストレスが溜まることばかりですよね。
適度なストレスは仕事のエネルギーにもなりますが、過度なストレスは精神的に私たちを追い込み、体を壊してしまう恐れがあります。
実際、仕事のストレスに悩む人は多く、twitterでもこのようなつぶやきが見られます。
仕事のストレス辛い〜なんでこんなにタスク多いの〜タスク多いのに45h以内に収めての意味がわからない。ぴえん🥺
— このするぽんぴ (@deppayametai) November 10, 2020
胃潰瘍になりかけた原因は、仕事のストレス
辛いことも多かったけど、楽しいこともいっぱいあって
忙しいけどやり甲斐があって、充実してた医者に「今直ぐに辞めないともっと悪くなる」って言われたから、直ぐに転職しました
いい経験をした仕事だから、後悔はしてないよ
— kazu412 (@kazu412620) February 7, 2021
仕事のストレスは誰しも悩むことで、それが原因で仕事を辞めることも珍しくありません。
そこで今回は、「仕事のストレスが溜まり続けてやばい」という状態を改善するための方法をまとめました。
- 代表的なストレス解消法
- ストレスのとらえ方を変える方法
- 転職に動き出す方法
- 先延ばしにしちゃう方法
など、色々な点から紹介します。
あなたに合ったストレス対処方法が見つかれば、心が楽になり、「ストレスでやばい」という状況から解放されると思います。
目次
私たちが仕事で受けるストレスと、その最悪の結末

まずは、私たちが仕事で受けるストレスの例を紹介してきます。
私自身の経験や、周りの人の話を聞くと、だいたいこのような原因でストレスを受けていることが多いです。
あなたも、もし同じようなストレスを受けているならば、それはあなただけではなく、たくさんの人が同じように苦しんでいると思ってください。
無茶ぶり・丸投げ
無能な上司や、未熟な社内体制の場合、まともに説明もされず、よくわからないまま仕事を押し付けられ、どうしたらいいかわからない状況にされます。
どうすればいいかわからないのに、失敗したら責められる・・という不安に襲われてしまうため、やられる側のストレスはかなり大きいです。
板挟み
無理難題を押し付けてくる上司と、文句ばかり言う部下に挟まれてしまうと、両方を取り持たなければいけなくなり、これもストレスが溜まります。
こちらの記事では、管理職の人が抱えがちなストレスや、その転職の方法についてまとめています。
管理職だって仕事を辞めたいと思うのです【あなたが辞めても会社は回る】

仕事が多すぎる・残業時間が多すぎる
仕事が多すぎたり、急遽対応すべき仕事が次々と発生する状況も、ストレスが溜まります。
こういう状態になると、必然的に残業時間も多くなり、精神的だけでなく肉体的にも負荷がかかります。
こちらの記事では、残業時間が多すぎて苦しんでいる人に向けて、その解決方法や転職についてまとめています。
残業多すぎて辞めたいのに我慢すると、心も体も人間関係も壊れるかも。

人間関係
職場に問題児がいたり、悪質なクレーマーがいるなど、ストレスを与えられる人間がいると、精神的に追い込まれます。
人間関係は、仕事を辞める理由のなかでもよく挙がる理由であり、追い詰められる人が多いストレスの要因です。
こちらの記事では、人間関係の悩みを解決させる方法をまとめています。
職場のストレスな人間関係を改善する方法集めたよ【正攻法から邪道まで】

悪質な上司の存在
人間関係のストレスのなかでも、悪質な上司によるものが最も多いです。
恫喝される、追及される、人格を否定されるなどに始まり、ひどいものではパワハラやセクハラなどまで起こりえます。
こちらの記事では、上司が原因で仕事を辞めたいときの対処法についてまとめています。
仕事を辞めたいほど上司が嫌なら、辞める以外の選択肢も知っておこう。

職場にはこのようなストレス要因がたくさんあり、あまりに強いストレスを受け続けることで体に異変が起きるようになります。
具体的には、以下のような症状が出ます。
- 不眠症
- 摂食障害
- うつ病
- 自律神経失調症
このような症状(特にうつ病)が出てしまうと、正常に働くことができなくなり、休養が必要になってしまいます。
そのため、体を壊してしまわないように、ストレスと上手く向き合わなければいけません。
なお、自分がうつ病の症状が出ていないか気になる人は、こちらのサイト(うつ病 こころとからだ)で判定できるようになっています。
少し異変を感じている人は、チェックしてみてもいいかもしれません。
ストレスからあなたを救う5つのアプローチ

それでは、仕事のストレスからあなたを守る方法には、どんなものがあるのでしょうか。
本当に色々ありますが、個人的に特に有効だと思う5つの方法を紹介します。
転職を考えてみる
人間関係など、今の職場で働く限りずっと続くようなストレスに苦しんでいる場合は、あえて転職を考えてみるという方法もあります。
これは、実際に転職に向けて動き出すという方法ではなく、「もし今転職するとしたら、どんな求人があるのだろうか」とイメージしてみるというものです。
ハローワークや求人誌、転職サイトなどで公開されている求人情報を探して、自分が行きたいかどうか考えてみます。
求人情報を効率よく見るには、スマホなどで気楽に見られる「リクナビNEXT」などの転職サイトに登録してみるのがいいでしょう。
色々な求人情報を見てみることで、
- 「もし今の会社を辞めても、こういう仕事があるのか」と視野が広がり
- 「いよいよ辛くなったら転職しよう」という逃げ道を作ることができます
このような逃げ道ができることで、今の職場に居続けなければならないという思い込みが薄れ、気持ちが楽になるものです。
この方法については、詳しくはこちらの記事にまとめています。
仕事を辞めたいけど辞められないのって辛いよね?この方法で楽になろう!

自分なりのストレス解消法を確立する
ストレスの解消法はさまざまなものがあり、人によって色々な方法でストレスを解消していると思います。
自分なりのストレス解消法がない人は、何でもいいので、その解消法を確立させた方がいいです。
しかし、ストレスが溜まりすぎると、何もする気力が湧かなくなってしまい、ストレス解消法すら手につかなくなる危険があります。
色々なストレス解消法をざっと挙げますので、興味のある解消法に手を出したり、エネルギーが湧かないときも気軽にできる解消法を試してみてください。
とにかく寝る
単純ですが、強力なストレス解消方法です。
十分な睡眠を取ることで、肉体的な疲れが取れるのはもちろん、体の調子を整える自律神経にも良い影響を与えるとされています。
質の良い睡眠を取るには、精神的な悩みがないことや、適度な運動をすることが大切ですが、その両方とも難しい場合は、寝具にこだわるという方法もあります。
高級寝具には色々ありますが、私が愛用しているのは有名な寝具の「トゥルースリーパー」です。
マインドフルネス(瞑想)
最近注目されてきた手法で、疲れた状態でも気軽にできる方法です。
こちらのサイト(Googleが社員研修に取り入れた「マインドフルネス」の効果と実践方法)でその方法が紹介されていますが、私は大雑把に、以下の2点だけ意識しています。
- 鼻からゆっくりと息を吸い、ゆっくりと口から吐く
- 呼吸をしている時はそれだけに集中して、余計なこと(特に心配事)は考えないようにする
休憩中や家に帰ったあとも、仕事の心配事が頭から離れない時は、ゆっくり深呼吸することで、心を落ち着かせてみましょう。
また、深呼吸をすることによって、動悸や、胸の苦しみなどの症状も落ち着くので、瞬間的に強いストレスに襲われたときなどにも効果的です。
人に相談する
仕事の悩みなどを信頼できる人や、親しい第三者に聞いてもらうことで、ストレスを解消する方法もあります。
有益なアドバイスをもらえることもありますし、そうでなくても、人に聞いてもらうことだけでストレスが和らぐ効果もあります。
あまり人と話すことが好きでない人は、紙に書き出して、悩み事を書き出して整理することで同様の効果があります。
運動する
ウォーキングやランニング、筋トレなどの運動に没頭することで、心配事を一時的に忘れて、脳をリフレッシュすることも効果的です。
また、運動すること自体がストレスの軽減につながるという研究結果もあり、いずれにしても運動することはストレス発散に良いです。
もし外に出て運動することが難しい場合は、室内で運動できる「エアロバイク」などを購入するのもありかもしれません。
趣味に没頭する
音楽を聞くことや、漫画や映画を見るなど、趣味の活動に時間を割くこともストレス解消に効果的です。
趣味の世界に没頭することで、一時的にでもストレス原因のことを忘れられるので、脳をリフレッシュさせることができます。
疲れてしまうと、なかなか趣味の時間をとるエネルギーが湧かないこともありますが、それでもあえてその時間を取ることで、集中できることもあります。
美味しいものを食べる
シンプルですが、自分の好きなもの・美味しものを食べてストレス解消する方法もあります。
行きつけの店に行ったり、食べログなどでお店を探す、ウーバーイーツなどで出前を取るのもいいでしょう。
暴飲暴食はよくありませんが、適度な量に抑えられるなら、普段は食べない美味しいものに手を出してみるのもいいでしょう。
ストレスのとらえ方を変える
このように、ストレートにストレス解消法を試す方法の他にも、ストレスとの向き合い方を変えるという方法もあります。
ストレスは確かに嫌なもので、できる限り避けたいものですが、ストレスがかかる仕事は、自分自身の成長につながるという一面もあります。
ストレスがかかるほどの大変な仕事を経験することで、スキルが身についたり、成長するなどのプラスの面もあるはずです。
そのため、強すぎず一時的なものである場合は、ストレスのかかる仕事はあなた自身を成長させる要因にもなりえます。
そのような事実を知っておけば、ストレスはプラスな一面もあるととらえることができるようになるでしょう。
ストレスに関する研究をまとめた書籍『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』では、ストレスのプラスの面に注目することで、体に良い効果を与えるという研究結果も紹介されています。
本書では、それ以外にも、ストレスのとらえ方を変えて、うまく活用する方法についてまとめられています。
あえて先延ばしにする
仕事での心配ことがあると、帰宅後でもそのことで頭がいっぱいになることがあります。
これがひどくなると、休んでいても休んでいる気にならず、体を壊す原因にもなります。
それを防ぐ方法として、あえて先延ばしにするという方法があります。
勤務時間外に心配事がよぎったら、
- 「今は仕事の時間ではないから考える必要はない」
- 「その問題は勤務時間中に考えればいい」
とシャットアウトします。
そのため、仕事の時間以外は、仕事のことを考えないようにすることが大切です。
また、「まだ実現していないことを勝手に想像する」のも抑えたほうがいいです。
あらかじめ先回りして不安要素を想定しておくことは、仕事で失敗しないためには重要なことですが、それを勤務時間外にまでやってしまい、自分で自分を苦しめるのは良いこととは言えません。
最悪の事態を想定じて準備をするのは、仕事中の時間だけに抑えましょう。
実際に転職に向けて動き出す
ここまで紹介してきた方法は、今の職場に残りつつ、ストレスと上手く向き合う方法です。
しかし、人間関係などのストレスは、今の職場に居続ける限りはずっと続くことが多いもので、強いストレスに長期間さらされることで、体を壊す危険があります。
強いストレスが解消されない場合は、その原因を断つために、転職に向けて動き出すという選択肢もあります。
後悔しない転職を実現するためには、勢いで辞めてはいけません。
自分がどういう環境で働きたいか・どういう仕事をしたいのか、など、転職で実現したいことを描くところから始めたいところです。
そうした方法については、こちらの記事でまとめているので、本格的に検討する場合は参考にしてください。
転職に失敗したくない人は、私が見事に失敗した話をぜひ聞いてください。

仕事をストレスは切っても切り離せない関係
仕事を続けるうえで、ストレスのコントロールは非常に大切です。
「ストレスがやばい」という状態が続くと、働けなくなるほどに体を壊してしまう危険があります。
ストレスを軽くする方法には色々なものがありますが、なかでもおすすめなのが、転職を意識してみる方法です。
色々な求人を眺めることで、辞めてもなんとかなるというイメージが湧いて逃げ道ができます。
その詳しい方法については、こちらの記事でまとめているので、仕事のストレスに苦しんでいる人は参考にしてください。
仕事を辞めたいけど辞められないのって辛いよね?この方法で楽になろう!
